この世のすべての物事で「当事者が誰よりも詳しい」ということは絶対ないんだけど、当事者性が大事だと勘違いされている。
当事者である患者より医者の方が病気の対処に詳しいのと同じ。医者がその知識を発揮するには、当事者からの情報が大事だし、研究においても当事者からの情報がないと発展はない。
自分自身のことも自分が一番わかっているわけ「ではない」ことは体験から誰しもが分かっているはず。
なのに「○○は当事者の言うことを聞けば良い」という考え方のひとは多い。
「当事者しかわからないことはあるが、当事者の判断が正しいわけではない」という当たり前のことが当たり前の前提になれば、あらゆることのカイゼンはしやすくなると思うよ。