たぶん現状では「AI無罪」的な議論は法学サイドではしていないわな。これは自動運転車による事故について,「事故なんだからしょうがない」的な議論は最初から却下されていて,プログラム作成者に責任ありだとか,運行供用者に無過失責任を認めるとか,それじゃあ重すぎてバランスが悪いとか,まあ議論の真っ最中ってところ。で,話は自動運転に限定されるものではなくて……と続く。
少なくとも「これを認めれば技術の進歩が否定される」というのは理由にはならない。人間の権利を侵害することが看過できなければ「技術の方に止まってもらいましょうか」というのが法学の姿勢なのは間違いない。