年末年始の神保町というか東方書店で買ったもう1冊の新書,小口彦太「中国法 「依法治国」の公法と私法」集英社新書を読み終わった。
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1043-b/ もともと中国は民主集中制であって三権分立をとっていないと理解はしていたけど,裁判作用もむしろ行政作用と考えた方がいいというあたりが衝撃的だった。
そりゃあ中国法きちんと勉強しておかないと,対中国政策が効果的なものにならないわ(例 尖閣諸島の買い上げ,中国法では国家が民事上は一当事者として出てくる余地がない……ことを日本の外務省が理解できていなかったのではないか)。
そんな中国がばりばり香港に乗り込んで,中国法の考え方で向かったら,そりゃあ衝突必至だわ……。