確かに「量子力学の性質を積極的に活用することで無限の計算能力と物理法則以外に制約を持たない攻撃者(イブと呼ばれる)から通信を守ることを目的とした技術」はやや読みにくい。
「無限の計算能力をもち、物理法則に反することはできないということ以外の制約がない攻撃者イブがいるとする。このような攻撃者を想定した状況でも通信の安全性を保証するために量子力学の性質を活用する暗号技術を量子暗号と呼ぶ」?
「量子力学の性質を積極的に活用することで無限の計算能力と物理法則以外に制約を持たない攻撃者から通信を守る」とは意味が別なのか
量子の状態を「観測していないままの状態」に改ざんする技術が開発されると耐量子暗号でも突破されてしまうかもしれないということなのかしら
量子暗号 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E6%9A%97%E5%8F%B7
これのことなら、「また、混同されがちな暗号プロトコルに『ポスト量子暗号』(耐量子暗号, Quantum-Resistant Cryptography) があるが、」とただし書きしているから正しいです
でも Wikipedia の「量子暗号」のページの最初の説明は耐量子暗号を指している気がしますわ
These Weeks in Firefox: Issue 82 – Firefox Nightly News
https://blog.nightly.mozilla.org/2020/10/21/these-weeks-in-firefox-issue-82/
ふむ
「実用的な」量子コンピューターによっても解読の難度が極端に落ちないことを目指す耐量子暗号(post-quantum cryptography)と、量子力学的効果を使う量子暗号(quantum cryptography)は別物
よく分からないのですが、量子暗号による暗号化を施したデータは、量子コンピュータではない古典コンピュータでも取り扱うことができるのでしょうか……?
なぜこの話をしたかというと、OpenSSHにセキュリティーキーのサポートが入ったことで、OpenPGPだとスマートカードでやるようにハードウェアの鍵で署名できるようになったのを指摘する記事を読んだから。
Cryptographic Signing using ssh-keygen(1) with a FIDO Authenticator
https://undeadly.org/cgi?action=article;sid=20201016053038