TLS AES-GCMの件はnonceを明示的に送信する仕組みなのでnonceを再利用する不具合があると破りやすくなるという話だったけど、ChaCha20-Poly1305はnonceを別の値から生成するよう定めているのでその点はより安全だが、その大きさを拡大した上でよりnonceによる問題を起こりにくくすることを目的にXChaCha20が考案されたという流れ
96ビットのnonceはRFC 5116 §3.2 "Implementations SHOULD support 12-octet nonces in which the Counter field is four octets long."に由来するらしい
ChaCha20はこの問題に直接当てはまらないものの、96ビットのnonceではまだ短いとの懸念があり、nonceの構成を工夫して192ビットに拡大したのがXChaCha20で、既に複数の独立した実装例が存在する
(ちなみに、ChaCha20のnonceはdjbの論文では64ビットで、RFC 7539になるまでに拡張された。RFC 5288のAES-GCMも96ビットのnonceを持つので、特に短く定義されたわけではない)
AES-GCMがnonce (IV) の実装不備に脆弱と判明(ref: 本当は怖いAES-GCMの話 http://d.hatena.ne.jp/jovi0608/20160524/1464054882 )して以来、それを補うAES-SIV等のアルゴリズムが提案されてきた
draft-arciszewski-xchacha-02 - XChaCha: eXtended-nonce ChaCha and AEAD_XChaCha20_Poly1305 https://tools.ietf.org/html/draft-arciszewski-xchacha-02
hostapd: Activate Opportunistic Wireless Encryption (OWE) - git.openwrt.org Git - openwrt/openwrt.git/commit https://git.openwrt.org/?p=openwrt/openwrt.git;a=commit;h=18c6c93a3b83831a1e7d7d80c22c477412c56cb4
OpenWrtにOWEが入ったから、これをベースにしている製品にもその内入るのかな
IBM To Acquire Red Hat, Completely Changing The Cloud Landscape And Becoming World's #1 Hybrid Cloud Provider - Oct 28, 2018 https://newsroom.ibm.com/2018-10-28-IBM-To-Acquire-Red-Hat-Completely-Changing-The-Cloud-Landscape-And-Becoming-Worlds-1-Hybrid-Cloud-Provider
The D Language Front-End Finally Merged Into GCC 9 - Phoronix https://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=GCC-9-Merges-D-Language
🎉
https://www.linux-mips.org/wiki/Nintendo_64
さすがに即日書き換えてる人はいなかった
Linux/MIPS のページ、一時期アクセスできなくなっててリンクページからもコメントアウトしてたんだけど、Nintendo64のスライドで紹介されてたのを見て今確認したらたしかに wiki として復活してますね…… https://www.linux-mips.org/wiki/Main_Page
「シングルソケットなのは、Dellが推しているのがこの構成であることと、Solaris 11 for x86のライセンス費がソケット単位なので、ライセンス費が1/4になるJAIST側のメリットが合致した結果です」
(『ftp-adminの憂鬱』はftp.jaist.ac.jpの管理者によるブログ。ftp.jaist.ac.jpのハードウェア構成の変化やファイルシステムの性能を向上するためのノウハウが書かれていて面白い)
ftp-adminの憂鬱: Solaris 11 for x86からEPYCはどう見えるのか https://ftp-admin.blogspot.com/2018/05/solaris-11-for-x86epyc.html
ftp-adminの憂鬱: ハードウェアをEPYCサーバーにリプレースしました https://ftp-admin.blogspot.com/2018/05/epyc.html
「新しいサーバーはAMD EPYC 7551Pを一つ搭載したDell PowerEdge R7415です。従来はSupermicro 2024GにOpteron 6344を4つ搭載して48コアでしたが、今回はシングルソケットで32コアとなります」
柄にもないが,いま若い人には何よりも時間を大切にしてほしい。軽い気持ちで脇道に入らないように。想像しているより戻るのには時間がかかるし,気付いた時には届かなくなっている場所もある。
ある種の内容を「ホンモノ」と表現してしまったことで私がそれとは異なるある種の内容を「ニセモノ」と表現する可能性が突如として浮上しましたが、そのような内容の本を「ニセモノ」と紹介することはないのでご安心ください